ニュージーランド出身の男性シンガー・Jay’ed(ジェイド)は、2009年春に発売されたJUJUとのコラボ曲「明日がくるなら」のヒットにより、一気に国民的人気を獲得。
古き良きものを受容
JAY’ED(ジェイド)は、1981年9月に生まれた南半球の島国・ニュージーランド出身の男性シンガーである。日本人離れしたホリの深いイケメンである彼は、日本人の父とニュージーランド人の母のもとに生まれたハーフで、本名はJade Goto(ジェイド・ゴトウ)という。なお、JAY’EDというアーティストネームは本名のスペルと違いがあるが、古き良きものを受け入れられる歌手を目指すという意味で過去形を表す「ed」が入っている。JAY’ED(ジェイド)は、ニュージーランドという国を主に構成する2つの島の中で、南側の島の最南端に位置するインバカーギル(Invercargill)という都市で生まれ育った。しかし、1990年代前半に父親の母国である日本に移住して10歳から大阪府箕面市で暮らしてきたという側面もあるため、日本語をあまり話せない帰国子女とは違って日本語が堪能である。
10代半ばからR&Bやクラブミュージックに傾倒していき、17歳の頃から音楽をスタート。そして、DOBERMAN INC(現在のDOBERMAN INFINITY) を中心としたヒップホップ集団「D-ST.ENT.」のメンバーとして活動開始。インディーズの世界にて2000年代半ばにソロシンガー活動やコラボ音楽活動にて頭角を表すようになり、26歳にしてようやくメジャーデビューが決まった。所属する事が決まったレコード会社はMr.ChildrenやMY LITTLE LOVERなどが所属している事で有名なTOY’S FACTORYで、2008年5月にシングル「Superwoman」でデビューを果たす。 JAY’ED(ジェイド)は、知り合いであるEXILEのシンガー・ATSUSHIの誘いを受けて、2016年にLDH(EXILEのメンバー達が立ち上げたLDHという会社は、2010年に入って巨大な音楽関連企業にまで成長している。)に加入した。そして、2017年にはATSUSHIとの共同プロデュースにてLDH加入後初のアルバム「Here I Stand」を発表すると、このアルバムがスマッシュヒットを記録。なお、EXILEやLDH所属アーティストは積極的にコラボを行う事で有名なため、ソロのほかコラボにて新たなメガヒット曲を生み出す可能性があるJAY’EDの活動からは目が離せない。
日本のR&Bを牽引
Jay’ed ライブ は、R&BシンガーJay’edのソロライブという側面だけではない。様々なミュージッシャンとのコラボを行い、その中から多くのヒット曲が生まれている。 JAY’EDとLeolaによるアコースティックライブ<JAY’ED x Leola Special Acoustic Night at billboard LIVE>が、2021年1月には開催された。昨年2020年の七夕にコラボ曲「ふたり feat. JAY’ED」を配信リリースした両者。今回のアコースティックライブは1月23日に大阪・ビルボードライブ大阪、1月27日に神奈川・ビルボードライブ横浜にて実施され、1日2回、公演が行われる予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大を防止する観点から大阪は中止となった。